MOMPOU; Musica Callada

Lilit Grigoryan piano     (Orchid Classic)      96Khz/24bit

20世紀スペインの作曲家、Frederic Mompou(1893-1987)。最近、録音が多く再評価されてきているようだ。

この『MUSICA CALLADA(ひそやかな音楽)』28曲は、16世紀のスペインの修道士、神秘思想家として知られる「十字架の聖ヨハネ」の詩の一節からとられたもの。いかにも現代的な無調の曲と宝石のように美しいメロディの曲が混在するなんとも不思議な組曲で、日常と非日常を行ったり来たりするようだ。余韻が味わいのある瞑想的な小世界が広げる。

これは、作曲家本人の自作自演アルバムがあるので、アーティストにしてみれば新たな解釈を試みるのは大きな挑戦だったと思う。

Gregoryanはアルメニア、エレバン出身のピアニスト、ドイツの名門ROSTOCK音楽大学を卒業し、現在は同大学の教授を務めている

Classic Music Diary

仕事で年間1,000枚程度クラシック・ジャズのハイレゾ新譜を聴いています。毎日4-6枚試聴する中から気になったものを日記がわりに書き留めていこうと思います。

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