Giulia (Jazz)

Triosence  (Sony Classical)

結成20年を超えるベルンハルド・シュラ―を中心としたドイツ出身のジャズトリオTriosenceの9枚目になる新作。前作『スコーピオ・ライジング』もとても評判のいいアルバムだった。

彼らのサウンドはユーロ・ピアニズムという言葉で語られるが、70年代にECMレーベルのキース・ジャレット、チック・コリアが表現していたような透き通ったタッチのピアノとスマートな中に時折現れるやや耽美的なメロディを持ち味としており、そもセンスのあるジャズサウンドには世界中にファンがいる。

タイトルの『Giulia』は録音の場所であるイタリアのフリウリ・ベネチア・ジュリア州からとっており、アルバムジャケットのようにその美しい風景からも大いにインスパイアされた解放感を感じさせる曲で統一されている。

2022-164

Classic Music Diary

仕事で年間1,000枚程度クラシック・ジャズのハイレゾ新譜を聴いています。毎日4-6枚試聴する中から気になったものを日記がわりに書き留めていこうと思います。

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