BACH: Sei Solo

Leonidas Kavakos ,violin 

「へ〜カヴァコスがバッハを弾くんだ。。」というのがレーベルから送られてくる新譜データを見た印象。

1967年アテネ生まれのカヴァコスは1985年に若干18歳の史上最年少で優勝して注目され、その後も86年にはインディアナポリスで銀、88年にはパガニーニ国際コンクールで1位とその実力を充分に示した。その後、歳を追うごとにカリスマ的な魅力を増し世界中のオーデイエンスを魅了する現代の稀有なヴィルトゥオーゾで現在はソニークラシカルの専属アーティスト。アワード受賞アルバムも少なくない。

今までのレパートリーは古典派から浪漫派、及びシヴェリウスなどの20世紀の作曲家のもので、バッハも演奏会ではたまに弾くことはあってもバロック期の作曲家のレコーディングはアルバムとしては無い(筈)。これも彼の挑戦なのだろう。

カヴァコスは近年指揮者としても活躍を始めており、ボストン、ロッテルダム 、ベルリンを始めとした著名オーケストラとの共演もしている。彼は楽譜を見ないで指揮をするチョンミュンファのようなスタイル。また、カメラータ・ザルツブルクの音楽監督にも就任しておりこのような幅広い音楽活動の中で自らの新しいレパートリーとしてバッハもその範疇に入れてきたのではないかと思う。

次にどのようなアルバムをリリースするのか期待させてくれるアーティストだ。

2022-180





Classic Music Diary

仕事で年間1,000枚程度クラシック・ジャズのハイレゾ新譜を聴いています。毎日4-6枚試聴する中から気になったものを日記がわりに書き留めていこうと思います。

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