On Early Music

Francesco Tristano    (Sony Classical) 

前作は彼の大好きな東京の場所をテーマにした小品集『TOKYO STORY』が好評だったルクセンブルクのクラシックピアニスト・作曲家であるフランチェスコ トリスターノ。キャリア当初はクラシックのピアニストとしてグラモフォンなどの著名レーベルからも正統派クラシックアルバムをリリースしていたが、2017年にソニークラシカルと契約してからは彼自身の作品中心のアルバムをリリースしている。

今回はルネサンス期の音楽家の作品、フレスコヴァルディ等と彼自身作曲したバロック調の作品を交互に配置したアルバムとしている。そもそもルネサンス期にはピアノは存在しなかったが、その演奏にしても自身の即興を取り入れたり、シンセサイザーを使ったりして音楽表現にバウンダリーを引かないオリジナリティ溢れるネオ・クラシックという趣のCoolなアルバム。

2022-214

Classic Music Diary

仕事で年間1,000枚程度クラシック・ジャズのハイレゾ新譜を聴いています。毎日4-6枚試聴する中から気になったものを日記がわりに書き留めていこうと思います。

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