Grains of Gold

Ed Carlsen ( XXIM SonyMasterWorks)  FLAC 96KHz/24bit 

Ed Carlsenは、Sony Master Worksが新しく作った傘下レーベルXXIM(Twenty-One M) の作曲家・プロデューサー・ピアニスト。既にModernaというレーベルからアンビエントな作品を出していたが、新しい音楽領域に力を入れたいこのメジャーレーベルの目に止まった。

実際、ネオ・クラシック、プログレッシブ・インストルメント、アンビエントの音楽領域は世界中で聴く人が増えてきている注目のカテゴリーで、若いアーティストが創造性を遺憾無く発揮している。特にSonyはアーティスト発掘に力を入れており、これまでリリースしてきているアーティストはまだ広くは知られていないアーティスト達だが、まず外れがなく目利き(耳利き)が優れていると感じる。Eydis Evensen もそうだった。

このアルバムは、ロックダウン中のハンブルグで創作された。彼曰く、街から受けた印象、知らない街でスタックしてしまった感覚、故郷サルディーニャ島への想いを反映していると同時に、自身の夢に出てきた想像上の街、音楽を創る上での”Perfect Balance”をもった“Larya”への旅路をも表しているという。

トラックごとに題名があり叙事的にサウンド風景は進行していく。宇宙関連の映画とか映像作品の音楽のようだ。柔和でうねるように、だんだんと高揚していくサウンドがとても幻想的な雰囲気を持つ。クラシカルな風合いに、エレクトリックな要素を融合させたプログレッシブ・クラシックあるいはエレクトリック・アンビエントというのがCarlsenの音楽の特徴になっている。

2021-776




Classic Music Diary

仕事で年間1,000枚程度クラシック・ジャズのハイレゾ新譜を聴いています。毎日4-6枚試聴する中から気になったものを日記がわりに書き留めていこうと思います。

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