Beethoven, Berg, Baltok Violin Concertos

Frank Peter Zimmerman , Berlin Philharmonic 

著名オーケストラは最近自らのレーベルを持ち新譜をリリースするようになってきているが、ベルリンフィルはさらに映像にも力を入れており、ベルリン・フィル・メディアを通して『デジタルコンサートホール』による映像配信も積極的に行なっている。

今回のリリースも既に『デジタルコンサートホール』のアーカイブにあり、ドイツを代表する既に巨匠と言ってもいいヴァイオリニスト、フランク・ペーター・ツィンマーマンに焦点をあてたアルバムとしたもの。

何度も共演をしてきている仲ではあるがベートーベンのヴァイオリン協奏曲はなんと30年ぶりの共演だという。2019年のダニエル・ハーディングによる指揮。

カップリングのベルクは2020年キリル・ペトレンコ、バルトークは2016年日系アメリカ人アランギルバートによる指揮。まさに今風の演奏だがこの組み合わせでよくないわけがない。

歴史的名演を聴くのはクラシックの王道ではあるが、新しい演奏を最新の技術で録音したものはまさにレコーディング・アートと言ってよく、そういう作品を聴くのは現在を生きている者の特権だと思う。

2021-847

Classic Music Diary

仕事で年間1,000枚程度クラシック・ジャズのハイレゾ新譜を聴いています。毎日4-6枚試聴する中から気になったものを日記がわりに書き留めていこうと思います。

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