Christmas Piano

Martin Stadfeld, piano      (Sony Classical)   96Khz/24bit 

1980年生まれドイツ出身のマルティン・シュタットフェルトは、6歳でピアノを学び始め9歳でリサイタルをひらいたという音楽の世界ではたまに出てくる神童だった。

その後、J.S.Bach コンクールで史上最年少優勝し、しかもドイツ人としてはなんと初だったため大きな注目を集め、2005年にレコードデビュー。21世紀のグレングールドと言われている。

バッハを始めとしてひととおりの主要な作曲家レパートリーをコンスタントにリリースしてきて、ここ数年は前作の『Piano Song Book』など編曲の才能を生かしたアルバムを発表してきている。今回はクリスマスだが、普通のイベントソング集にはしていない。

彼自身の作曲したクリスマス用作品を軸にしてポピュラーな曲、及びクリスマス系の楽曲という構成にして明確にシュタットフェルト自身のクリスマスアルバムというこだわった内容にしてある。

クリスマス曲集を当てにしている人には物足りないだろう。クリスマスソングにはもう飽きたという人にはぴったりのアルバム。もちろんこのような企画はある程度のファンがついていないと実現は難しい。

2021-1061

Classic Music Diary

仕事で年間1,000枚程度クラシック・ジャズのハイレゾ新譜を聴いています。毎日4-6枚試聴する中から気になったものを日記がわりに書き留めていこうと思います。

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