Aquarelles

Alexandre Collard COR, Nicolas Royze Piano

20世紀のフランス系作曲家の作品をフランスの若手音楽家がフレンチホルンで奏でる。タイトルが『水彩画』ということでも察しがつくように印象派のドビュッシーの作品を取り上げてはいるが4人の作曲家全員が印象派というわけでもなく、ジャン・フランセはむしろストラヴィンスキーの影響を受けたりした新古典派。ただ、ここではそれぞれの印象派を思わせるような色彩感覚豊かな作品を取り上げている。

アレキサンダー・コラールは2018年のプラハの春国際コンクールで1位ほか賞多数のソロ・ホルン奏者。

もちろんアルバムのコンセプトによってレパートリーと吹き方は違うのだが、このアルバムを聴くとチェコ出身のバポラックがドイツ系の作曲家の構築性の高い作品を吹くのとでは随分と楽器に対する印象が違うなあと改めて感じる。

これは初のソロアルバムということなので、かなり楽曲の勉強して力を入れたはず。ホルンの魅力が充分伝わっているよと言ってあげたい。

Paratyはフランスのレーベルらしくいつもアルバムジャケットが素敵なので並べておくと見栄えが良いので気に入っている(とは言ってもデジタルなのでインテリアと言うわけにはいかないのですが)。

2022-496



Classic Music Diary

仕事で年間1,000枚程度クラシック・ジャズのハイレゾ新譜を聴いています。毎日4-6枚試聴する中から気になったものを日記がわりに書き留めていこうと思います。

0コメント

  • 1000 / 1000