Echo (KORA & Harp)

Sechou Keita, Catrin Finch 

KORA(コラ)は西アフリカを中心にした民族楽器で、丸っこいボディはひょうたんを半分に切ったもの。アフリカの瓢箪は随分と大きいみたいだ。ネックはかなり長く、弦は右側に10本と左側に11本の21弦が標準で弾き方はハープのように両手で弦を弾く。一説にはこれがハープの原型になったと言われている。アフリカの楽器なのでハードな踊りのために強いリズム感を出すようなダイナミックな楽器かと思ったりするが、意外に実に繊細な音を出す弦楽器だ。

Koraの世界的な奏者セク・ケイタは、コラを使ったクロスオーバー的なコラボレーションで世界的に有名で、このアルバムでは、10年来一緒にやっているというウェールズのベテランハーピスト、カトリン・フィンチとの合作。明らかに即興で弾いているとわかる部分が多いのだが、お二人のテクニックとそのノリが素晴らしく、プロっていうのは全くすごいなと思わされる上質のクロスオーバー。

2022-742

Classic Music Diary

仕事で年間1,000枚程度クラシック・ジャズのハイレゾ新譜を聴いています。毎日4-6枚試聴する中から気になったものを日記がわりに書き留めていこうと思います。

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