DIRK MAASSEN : Time


ネオ・クラシカル、ミニマルのジャンルで世界で最も再生回数が多いアーティストのひとり、ドイツのピアニスト兼作曲家のDirk Maassen。昨年10月以来の新作アルバム。

彼のスタイルは、暗めのミニマルミュージックで、スピリチュアル、ヒーリング、メディテーション、そんな言葉が浮かぶような曲調が特徴だ。

今回は今までで最も世界との繋がりを意識した作品群だという。今まで約10枚程度のアルバムを発表してきているが、それらと比べると若干明るい雰囲気があるのが変わったところかもしれない。もっとも、エモーショナルな盛り上がりはかなり抑えており、ミニマルっぽい平穏なメロディの反復が美しいメロディとなっていく。

1970年生まれなので今年で52歳。経歴はちょっと変わっていて、一度はプロになろうと思いCDも出したが、音楽活動はやめて専攻の工学の仕事を生かしてエンジニアの仕事をしていた。2010年より音楽の世界に戻り始め、自作曲をオンライン上にアップしているうちに反響が出て、2019年にメジャーレーベルのソニークラシカルと契約をするに至ったという今風の成功物語の持ち主である。

2022-760

Classic Music Diary

仕事で年間1,000枚程度クラシック・ジャズのハイレゾ新譜を聴いています。毎日4-6枚試聴する中から気になったものを日記がわりに書き留めていこうと思います。

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