TZIFAKIS: Flamenco Odyssey

Christos TZIFAKIS , guitars   (Naxos)

これは想像力あふれるフラメンコを基調としたギターをフィーチャーした創作音楽。ツィファキスは1969年ギリシャのアテネで生まれ6歳でピアノを始めるが10歳でギターに転向し、マーストリヒト音楽院で研鑽を積んだのちコルドバでフラメンコギターを習得したそうだ。このアルバムでは、フラメンコの様々なリズムであるブレリア、ファンタンゴ、またソレアなどを織り交ぜ、そこにブルース、ロック風なギターも聴かせる。また、エレクトリック・ベースが効果的なアクセントとなっている。なんか、ごった煮の様に聞こえるかもしれないが、フラメンコという枠組みは外していないので聴けばフラメンコだとすぐわかる。まあ、言ってみればフラメンコ・クロスオーバーといったところだろう。作曲者本人のギターワークが素晴らしいというのが一つの要因だと思うが、なかなかいい音楽に仕上がっている。

2022-770


Classic Music Diary

仕事で年間1,000枚程度クラシック・ジャズのハイレゾ新譜を聴いています。毎日4-6枚試聴する中から気になったものを日記がわりに書き留めていこうと思います。

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