Friedrich Gulda: MOZART

Friedrich Gulda, Bohm VPO etc. (Praga Digitals).  96Khz/24bit

クラシックのピアニストとして名声を得た後に本気でジャズ・ピアニストになることを目指して学びなおしたユニークなピアニスト。ウイーン人として敬愛するモーツァルトの誕生日に死にたいと言って、本当に1月27日に心臓発作で死んでしまったという逸話はあまりにも有名。

モーツァルト9番は1969年9月30日ベーム・バイエルン、ウェーバーが1957年アンドレーエとウィーンフィル、ブルレスケが1957年ベーム・ウィーンフィルとの共演。プラガデジタルのDSDリマスターシリーズなので音質はとびきり良い。モーツァルトは以前オルフェオから出ていた音源だが、オリジナルテープからのリマスターによる音質向上でデジタルハイレゾで聴くとまるで違う音楽のように聴こえる。ダイナミックレンジが広がってオーケストラの音の厚みがかなり広がり、ディテールが聴きやすい。それに乗るグルダの宝石のような美しい音色が見事に復刻されている。

                                    2022-1251

Classic Music Diary

仕事で年間1,000枚程度クラシック・ジャズのハイレゾ新譜を聴いています。毎日4-6枚試聴する中から気になったものを日記がわりに書き留めていこうと思います。

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