NICCOLO PAGANINI;Opere per violin e chitara

Roberto Noferini ,Violin , Donato D’Antonio, piano.    (Tactus)   FLAC 44.1kHz/24bit 

『パガニーニ:ヴァイオリンとギターのための作品集』

パガニーニ(1782-1840)と言えば、人間とは思えないその悪魔的な凄技で当時の聴衆を魅了した稀代のヴァイオリニスト及び作曲家として名を残しているが、同時にギターもかなりの腕前だったことが知られている。

彼が編み出した独創的なヴァイオリン奏法もギターの奏法からヒントを得たものがある。例えば、左手で弦を指ではじいて演奏する左手ピチカートやフラジオレット(ハーモニクス)などである。

なぜ、彼はそんなにギターが上手くなったのか? まだ若い頃パガニーニはある貴婦人と恋に落ちた。そのご婦人はギターをたしなんでおり、彼にギターの演奏をしきりに勧めたのだという。

パガニーニが作曲したヴァイオリンとギターの二重奏曲に優しく甘美な曲が多いのは、若い頃の幸福な二重奏が育んだものなのだろう。

2021-288

Classic Music Diary

仕事で年間1,000枚程度クラシック・ジャズのハイレゾ新譜を聴いています。毎日4-6枚試聴する中から気になったものを日記がわりに書き留めていこうと思います。

0コメント

  • 1000 / 1000