Silver Voice , Opera Aria (Flute)

Katherine Bryan , Flute, Orchestra of Opera North 

マンチェスター出身のキャサリン・ブライアンは、2003年に21歳という若さでロイヤル・スコティッシュ・ナショナル・オーケストラ(RSNO)の首席フルート奏者に抜擢されたくらいの卓越したフルーティストである。

オーケストラの活動以外に、ソロは数枚出していており、今回は4枚目となる。

前回は『Silver Bow』というタイトルでヴァイオリンの弦の音をフルートで例えるというコンセプトのアルバムだったが、そのシルバーシリーズの2作目は、人の声をフルートの音に例えることに挑戦。オペラの名作アリアを対象にしている。歌うのは好きなのでこれらは全て歌うことはできるのだが残念ながら上手くないという。ただ、フルートならうまく表現できるはずだと思ったのがきっかけだという。実際、フルートは弓で強弱をつけたりする弦楽器などと違い呼吸だけで表現をする楽器であり、人の声とは原理的には似ている。これらの曲を聴くと、あのオペラでの歌声をよく表現できるものだと感心してしまう。知られている曲ばかりなので聴いていて楽しい。

2021-1092

Classic Music Diary

仕事で年間1,000枚程度クラシック・ジャズのハイレゾ新譜を聴いています。毎日4-6枚試聴する中から気になったものを日記がわりに書き留めていこうと思います。

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