Manmade

Marius Neset /Sax, Bergen Phil. /Edward Gardner

 ノルウェー出身1985年生まれのサキソフォーン奏者・作曲家のマリウス・ネセットが、同郷の名門オーケストラ、ベルゲンフィル及び指揮者ガードナーと共演しており、学生のとき吹奏楽部でテナーサックスだった私には、とても興味を惹いた内容。

米著名ジャズ雑誌ダウンビートの「25 for the Future(未来を担う25人)」にも選ばれたネセットは、一応ジャズを主な表現の手段としてはいるが才能あるアーティストの例に漏れずカテゴリーの枠にはまらない活動をしている。何しろ作曲の才能があるのでクラシック様式の作品も作ることができて、このアルバムのように世界最古の名門オーケストラ、ロンドンフィルの音楽監督でもある指揮者が共演しているということは、クラシックの人達から見てもそれほど優秀な作品ということだろう。

何より、大規模なオーケストラをバックに実に気持ちよくテナーサックスを吹いている様子が目に浮かぶ熱演。分厚い力強いテナーの音色が今は亡きマイケル・ブレッカーを思わせる。

2021−71

Classic Music Diary

仕事で年間1,000枚程度クラシック・ジャズのハイレゾ新譜を聴いています。毎日4-6枚試聴する中から気になったものを日記がわりに書き留めていこうと思います。

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