SCHUMANN:The complete Symphonies

Pablo Heras-Casado, Munchner Philharmoniker (harmonia mundi) 96Khz/24bit

6月8日はシューマンの誕生日だからなのか、先週の配信になったエラス・カサドとミュンヘンフィルによるシューマン交響曲集。数年前のベートヴェンイヤーに同じくハーモニアムンディから出したベートヴェンの一連の交響曲の評判が高く特に第9は絶賛されていた。1977年生まれなので今年で45歳。着実に指揮者としての評価を上げてきている。

久しぶりにシューマンの交響曲を通しで聴いたけれどもエラス・カサドの特徴である爽快でいわゆる風通しがよいと形容される指揮ぶりがここでも発揮されていて実に今風のシューマンといった感じだ。ミュンヘンフィルという伝統的でハイレベルなオーケストラとうまい具合に濃度が噛み合っていて軽快な中にも濃密の濃い演奏。このアルバムもきっと批評家による評価も高いに違いない。ところで、これを聴きながらロシア・ウクライナ戦争のことを思い出した。ミュンヘンフィルと言えばロシアのウクライナ侵攻に絡んで主席指揮者のゲルギエフを即刻解任したから。

2022-792

Classic Music Diary

仕事で年間1,000枚程度クラシック・ジャズのハイレゾ新譜を聴いています。毎日4-6枚試聴する中から気になったものを日記がわりに書き留めていこうと思います。

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