Be-Bop ! - Pasquale Grasso

Pasquale Grasso (SonyClassical) 96Khz/24bit

現代最高のジャズギタリストの一人であるパット・メセニーをして「私が今まで出会った中で最高のギタリスト」だと言わしめる1988年イタリア生まれのパスクエール・グラッソ。

幼い頃からジャズギタリストになることを決めていたが、クラシックの演奏もジャズの為になるはずだと考え2008年よりボローニャ音楽院で本格的なクラシックギターを学んだ。

前述のパット・メセニーによれば、「今のギタリストは多少なりとも、私自身もそうだが、John Scofield, Bill Frisell など他のギタリストの影響を受けているものだが、彼の場合はその誰にも似ていない」。

パスクエールが探求しているのは、彼の好きなBud Powell だったりArt Tatumがピアノで奏でることのできる複数の旋律をどうやってギターで実現させるかということで、コードとメロディの両方を同時にやることができる。つまり左手はクラシックギターのような運指、右手はジャズギターの奏法。これが繰り出す分散和音と弦のハーモニーが素晴らしい。どう弾いているのか映像を見てもよくわからない。二人で弾いているんじゃないのかと思ってしまう。

前回はデューク・エリントンの曲を取りあげていたが、今回はチャーリー・パーカー、ガレスピーというbebopを作った2人に焦点をあてている。独自の奏法をもってギター一本で創りだす豊かな音の世界に注目。

2022−824


Classic Music Diary

仕事で年間1,000枚程度クラシック・ジャズのハイレゾ新譜を聴いています。毎日4-6枚試聴する中から気になったものを日記がわりに書き留めていこうと思います。

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