SAINT-SAENS


Emil Gilels,Mstislav Rostropovich,Arthur Grumiaux,Isaac Stern (Praga Digital) 96Khz/24bit

・ピアノ協奏曲第2番:Emil Gilles , André Cluytens パリ音楽院オーケストラ 1954年3月11日シャンゼリゼシアター

・序奏とロンドカプリツィオーソ: Isaac Stern, オーマンディ フィラデルフィアオーケストラ1957年3月13日 フィラデルフィアホール

・チェロ協奏曲第1番: Mstislav Rostropovich , Malcolm Sargent , Philharmonia , 1956年3月6日 アビーロードスタジオ

・ヴァイオリン協奏曲第3番: Arthur Grumiaux, ジャン・フルネ ラムルーオーケストラ 1956年6月 パリ

元々はそれぞれEMI Columbia, Philips の有名な録音で、それをプラガデジタルがオリジナルマスターからDSDマスタリングしたもの。プラガからはSACDで10年ぐらい前にリリースされており今回はハイレゾでのデジタルリリース。

よくこのレジェンド達のマスターテープをそれぞれ集めてマスタリングして一つにまとめたものだと感心する。もう新しいアルバムをリリースしていないプラガは高音質のリマスターが売りだったが、その中でもかなり高いレベルの音質の作品。元のアナログ録音が優秀なのとマスターテープの保管状態も良かったのだと思われる、それにプラガのカルレソウケニークが匠の技でマスタリングしている。歴史録音によくある雑音がほとんどない。ハイレゾリマスターなのでダイナミックレンジが広く、オーケストラの迫力、チェロの倍音、ギレリスの繊細なピアノのタッチ、グルミュオーの柔らかい高音までもれなくバッチリ出ており、サンサーンス ってこんなによかったっけと思ってしまった。20世紀を代表する巨匠の演奏なのでこれ以上のものはないだろう。高音質で再現された音質と一緒にオーラまで伝わってくるようなアルバム。

2022−1082

Classic Music Diary

仕事で年間1,000枚程度クラシック・ジャズのハイレゾ新譜を聴いています。毎日4-6枚試聴する中から気になったものを日記がわりに書き留めていこうと思います。

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